るはもとニュース

あるニュースの見出しに爆笑。その理由をキャッチコピーの観点から考えてみた

   

仕事柄キャッチコピーやライティングする機会があるんだけど、昨日のYahoo!ニュースを見て、ある見出しに笑ってしまった。それがこれ。

「誰や」「泥棒です」男逮捕  ※Yahoo!ニュースより引用

実際の事件なんだから、当事者にとっては笑い事では済まされないんだけど・・・すいません、「見出し」に笑ってしまう(笑)

さて、ここからはマジメな話。このような見出しやタイトルって、どのような媒体でもめちゃくちゃ重要で、ここを失敗すると誰の目にも止まらない。興味を喚起させる上で一番重要な入り口である。

これが広告だとヘッドコピーで興味を起こさせて、本文を読ませて、納得してもらうことで、レスポンスにつなげるのが目的。せっかく良いコンテンツなのに理解されないのでは、そもそも機会損失になる。そう、読み手に伝える力がいるのだ。自分もまだまだ勉強中だけどね。

で、今回のニュースの見出し。この見出しときたら、これ以上削ることが不可能なくらい、最小のワードを3つ並べただけ。それなのにストーリーがしっかり伝わってくるのだ。それぞれのワードと、それに対する自分の心の声を例に挙げてみる。

>誰や
俺「関西の男性かな?いや、誰や、って誰やねん」

>泥棒です
俺「泥棒と鉢合わせしたのか…っていうか、見つかっといて敬語ってw」

>男逮捕
俺「そりゃ捕まるわ・・・何しとん」

ここでのポイントは3つあって、1つ目は最小の3つのワードだけで、その状況を容易にイメージ出来てしまうこと。2つ目は思わず笑えてしまうということ(笑っちゃダメなんだけど、この見出し考えた人は絶対笑わせにいってる)。そして3つ目は起承転結になっていること。ちなみに2つ目は感情が動くって意味です。

もっと分かりやすく言えば、「誰や」で序盤から何事かと心を鷲掴みにし、「泥棒です」で恐縮そうにしている礼儀正しい泥棒をイメージして思わずツッコミを入れたくなり、「男逮捕」で案の定のオチ、ということかな。

まぁ、今回はニュースの見出しだからあれだけど、消費行動を促すキャッチコピーって、結局はいかに人の心に強く響き、捉えることができるかにかかっているので、こういったニュースの見出しからも勉強になることが多い。そんな目で見てる人は少ないと思うけどね(笑)

 

ブログのタイトルでも、その重要性は一緒。

あと、意外と盲点なのがブログのタイトル。日記としてブログを書いている方には関係ないのかもしれないが、ビジネスに関係性があるブログを書かれている方は次のことに注意したほうがいい。

それは、書くテーマは決まっていても、タイトルは先につけないこと。内容をすべて書き終えてから、最後にその内容が完結に伝わるタイトル(いわゆる結論から書くというやつ)を考えてつけたほうがいい。これだけでもかなり変わる。

何が変わるのか?それはアクセス解析すれば一発で分かります。読み手の興味をひくタイトルは必然的にアクセスが高くなるから。情報発信も重要だけど、それに対する効果測定も同じくらい重要ってこと。

ということで、最後に自分の好きなキャッチコピーを紹介して今回は終わり。

 

キャッチコピー出典:http://www.song-of-soul.net/

 

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